暗号通貨初心者必読!敗者のゲームで投資や資産運用の世界を勉強しよう。

敗者のゲーム

という本が投資初心者にとてもおすすめだよって話です。

って何よ?

敗者のゲームとは、要するに減点法のゲームってことです。
プレイヤー間の能力はあまり重要じゃなくて、ミスをきっかけとして攻め込まれて負ける。
そんなあまり楽しくなさそうな形式が投資というゲームのルールである。

めちゃくちゃざっくり言うとそんな感じの主張を、懇切丁寧に、事例を豊富に紹介しつつ、じっくりと解説しているのがこの本になります。

よく言われることに、『プロは市場の平均に勝てない』とかいう話があります。
これ、ものの例えとかではなくガチの事実なんですけども。

この話を聞いたことがなかった、あるいは自分なりに説明できない……そんな人は読んだ方がいいです。

マジで。

どんな本?

本の内容自体はそんな感じなんですが。

すごいのは、最初に書かれたのが40年以上前ってことです。
そのあと何度も「今回の盛り上がりは事情が違う」と言われ続け、しかしそのたびに「ごめんやっぱ同じだった」とその正しさを証明し続けてきたんだとか。

さらに、変化する市場に合わせて何度も改定を重ねています。
現在は第6版……出たのは2013年7月なので、だいぶ前ですね。
次の版では仮想通貨のことにも触れられているかもしれません。

ちなみに、MBAでは教科書として使われているんだとか。
そんな授業あんのかよって感じですけど。
ともあれ実用性は疑うところがなさそうです。

内容について。

こんな感じのことを学べます。

  • 投資の世界のルールというか現実
  • プロが市場平均に勝てないと言われるその理由
  • インデックス投資をする理由

まあ、よくある話といえばそうなんですが、この本のすごいのはそこを本当に詳しく解説しているところです。
プロが平均に勝てないというのがどういうことか理解しておくと、迂闊な行動は慎もうという謙虚な気持ちで投資に望めるはず。

個人的には、投資のドリームチームの話が好きですね。

『あなたのために、投資のうまい人間でチームを組むとしたらと考えて欲しい。
 誰が入るだろうか……ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスなど、名だたる人物があなたのチームに入ることを想像してみよう。
 そうしてできたあなたのチームは、どのように投資するだろうか?
 彼らの意見は、そのまま市場の意見と言って良いはずだ。
 ということは、どうなるだろう。
 そう、彼らに投資を任せるというのは市場平均に投資するということに等しい。
 ということは、市場平均に近くなるインデックスファンドへの投資は、ドリームチームに投資を任せるのと同じことなのだ』

だいたいそんな感じの内容なんですが、これには思わずなるほどと唸りました。

何度も読み返すべき。

他にも様々な教訓が散りばめられていて、たぶん全部は頭に入りきっていないので、あと何回かは読み返した方がいいなと感じています。
それくらい勉強になる本です。
(いくつかは投資のプロ向けの内容になってるところがあるので、身に覚えのない部分は飛ばしても良さそうです)

株メインの話ではありますけれども、暗号通貨に関しても参考になる部分は多いというかほぼ同じですね。

『長い投資期間のうち、大きく値上がった日を数日逃すだけで最終的な利益に数割の影響が出る。
 いつその日が来るかは誰にもわからない。
 だから、下手に持ち替えずにその時をじっと待ち続けることが大事である』

みたいな話があるんですけど、**『モナコインの話してます?』**みたいな気分になりました。
誰しも一つや二つ、思い当たるコインがあるのではないでしょうか?

と言うわけですでにこの本の記事は書いているんですが。
初心者の自覚があるとか少しでも不安があるなら、絶対に読んでおいた方がいい。
という気持ちを込めて、改めて記事を作ってみました。

良き投資ライフの助けになれば幸いです。


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