敗者のゲーム読書感想文。インデックス投資の優秀さについて学んだよ!

敗者のゲーム/チャールズ・エリス (著)、鹿毛 雄二 (翻訳)

Twitterでオススメされていたのを見かけたこの本。
興が乗ったので速攻で購入して読みました。
というわけで、読書感想文を書きます。

結論から言うと、投資に対してなんとなく感じていたことを的確に表現してるな、という感じです。

特にオススメしたいのは、トレーダーに夢を見ている素人とか初心者とかそういう人たちですね。

投資が甘い世界ではないことを懇切丁寧に解説してくれています。
変な夢を見ないで済むので、自覚がある方は一読をオススメします。

特に面白かった(読み物としても面白いんですよ)のはこの辺ですね。

  • タイトルにもある敗者のゲームとは何か。
  • なぜプロは市場に勝てないのか。
  • インデックスファンドへの投資が最強な理由。

本から読み取った内容の受け売りですが、以下で説明してみます。

敗者のゲームとは?

まず、**敗者のゲームってなんだ?**というところなんですが。

この本で解説されている定義によれば、『ミスによって得点を失う』ゲームであるということです。
逆に勝者のゲームは『能力の高さを利用して得点を稼ぐ』ゲームになります。

で、投資の世界は敗者のゲームであると。
投資は能力の高さで稼げる世界ではないんですね。

なぜかって、プロが多すぎるから。
プロと言ったって別に、使っている回線が強いとか、情報を早く多く備えてるとか、人より判断力に優れているとか、それくらいなわけです。
そしてそれくらいの条件を備えた人はその辺にいくらでもいます。

となると、能力を頼りに他のプレイヤーを大きく出し抜く、つまり『勝つ』ことが難しいわけですね。

これが素人ならなおのことですよね。
もし万が一にでもミスをしようものなら、たちまち周りにひしめき合うプロに食い尽くされてしまうでしょう。

プロは市場に勝てない。

よく言われることに、プロといえども市場平均より低い成績しか出せない、なんて話があります。

これについても、本書では詳しく説明されています。
その理由とは、プロとは市場自身だから……だそうです。

前述の通り、プロはとても多いです。
実際に動かしている金額も、プロの分だけで市場の9割を占めるほどだとか。
プロが市場の大部分を占める以上、プロの判断はそのまま市場の判断になるわけですね。
つまり、市場より大きく勝つことがそもそも難しいわけです。
で、そこから手数料やらなにやらを引くと……?

市場平均に劣るプロの出来上がりというわけです。

本には、プロの75%は平均より低い成績しか出せないなんて書いてありました。
震えますね。

ちなみに統計にも嘘があって……なんて話も面白かったです。
退場した人は統計に含まれなくなるので、うまく言っている人だけで統計が作られることになり、結果として実態よりも良さそうな数字ができあがる……とかどうとか。

インデックスファンドへの投資の意味

で、この本でオススメされているのがインデックスファンドへの投資です。
その理由はこれまでの話に関連しています。

素人がプロに勝とうとしても無理。
プロであっても市場平均には勝てない。

これだけ見ると、絶望的ですよね。

でも、簡単に市場平均と同じ成績を出す方法があるとすれば、どうでしょうか?

インデックスファンドというのは、市場の主だった銘柄の価格に連動するように設計されたファンドです。
つまり、インデックスファンド ≒ 市場平均である、と言えるわけです。

ということは、インデックスファンドに投資することで、簡単にプロと同じレベルの成績が出せるんですね。

暗号通貨にも当てはまるのか?

ところで、この本は2000年代に書かれたものです。
すると、当然ながら浮かぶ疑問がありますよね。

この話は暗号通貨にも当てはまるのでしょうか?

暗号通貨のプロというのがどの程度いるのかは知りません。
ただ、状況はさほど変わらないようです。
ビットコインなんかも、大部分はごく一部の人が所有しているとかどうとか。
ロスカットされた億り人の話は記憶に新しいところですよね。

また、いろいろとトレードしたり投資案件を見てきたけど、結局ガチホ最強だったという経験をした人はとても多いんじゃないでしょうか?

BTCを買って、 VALUやらHYIPやらICOやらに見向きもせず そのまま眠らせていたら。

……なんてことを考えたこともない、という幸運な人はなかなかいないですよね。

これを先見の明を備えた強者による勝者のゲームと見るか、判断を間違えた弱者による敗者のゲームと見るかは人によりそうです。

たぶんどんどん変化している。

個人的な意見としては、急速に勝者のゲームから敗者のゲームに変化しているんだろうと考えてます。

HYIPにしろICOにしろ草コインにしろ、初期のころは景気のいい話が飛び交いますよね。
つまり本当に情報に強い人たちが利益を得ていたわけです。
勝者のゲームですね。

でもその状態は長くは続かず、すぐにレイトマジョリティがやってきます。
やがて出し抜くことは難しくなり、ミス……高値掴みや狼狽売り……を待つ、敗者のゲームに変化していく。

そういうことなのでしょう。

少しだけ事情は異なる?

本書では、一生に渡って投資を続けることを前提として書かれています。
寿命が近いからといって運用方針を変更すべきではないとか。
一時の下落や高騰に一喜一憂してはならないとか。

ここに関しては、ちょっと暗号通貨界隈では事情が異なるのかなあ、と考えています。

というのも、暗号通貨の場合には勝ち逃げができるほど振れ幅が大きい場合があるんですよね。

従来の投資では、何十年とかけて何千万という資産を稼ぐ、というのがよくある目的として挙げられます。
そのために、一時的に大きく勝っても意味がないというわけです。

しかし暗号通貨では、大きく勝つのスケールが違います。

一晩で億というのはさすがに言い過ぎです。
でも、『何十年とかけて何千万』じゃなくて『何年かかけて何億』は決して不可能ではないんですよね。

そのためにも、常に情報には目を光らせておきたいものですね。

暗号通貨のインデックスファンド?

暗号通貨のインデックスで思い出すのはICONOMIです。

ときたまうちのサンドバッグでも扱ってます。
(Tier 2じゃなくても扱える金額の桁が変わってたのでまあいっかってなってます)

今月の暴落で結構下がってますけど、それでも長期的にはかなり上がってます。
3〜4倍ってところですね。

もちろんモナコイン20倍とかそういうのと比べちゃうとアレですけど。
個々の銘柄の爆上げチャンスに必ずしも乗っかれるわけではないことを考えると、長期前提ならアリなのかな。

SynCryp……はなんかセールするとか聞いてた気がするけどそのあと全く動きがないですね。
今後のスケジュールもなくなっちゃってますし、これはもう動かないのかな。

他にもCRYPTO20というのが11月にセールして、いくつかの取引所に今月に上場したようです。

価格は暴落の影響もあってまだ落ち着いてます。
買いどきか。

だいぶ話がそれた気がしますが、ともあれ敗者のゲームがおすすめだよという話でした。

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