ポリアモリー婚。これが普通になるとラブコメが成立しなくなるけどなった方がいいと思う。

ツイッターでみかけたこんな話。
六月のニュースだった……。

コロンビアで男性3人が「結婚」、初めて法的に認められる

ぽりあもりーこん?

せんじょうこんみたいな?

ポリアモリー - Wikipedia
ポリアモリー(英: polyamory)とは、ノンモノガミー(排他的な一夫一妻制ではない関係)の一種。関係者全員の合意に基づき、多重的な性愛関係やロマンチックな関係を営むライフスタイル、また その関係性のことである

ぜんぜんちがった。

3人以上の合意に基づいた恋愛関係ないしは性愛関係ってことですか。

ポリがポリゴンとかの複数って意味で、アモーレが愛でしたっけ。
そんな感じの言葉なんでしょうね。

で、その状態の婚姻を認めるってのがポリアモリー婚ってことですね。
しかもこの場合は同性愛も認めると。

はー、進んでますね。

普及するとラブコメ成立しなくなりそう。

とか考えてしまうのがいかにもヲタクくさいんですけど。
僕、三角関係とか正直よくわからないんですよね……。

男を取り合って女の子がやいのやいのするって、ラブコメに限らずとも、創作作品においてはありがちな展開ですけど。

現実世界においてもありがちなのかな?
知らんけど。

一夫一妻という仕組みというか常識が存在しなければ、問題なくやっていける人たちって多いと思うんですよね。

マクロスFのアルトとか、SAOのキリトとか。
例が貧弱なんですけど。

まあ、恋に破れる女の子って魅力的だよねみたいな世間的な嗜好があるのかもしれませんが、僕に言わせればそっちの方が悪趣味ですよ。

その悪趣味が行くところまで行った先にNice boat. School daysがあるわけじゃないですか。
そういう意味では、誠氏ね くんもある意味、一夫一妻という常識の被害者……いや、あれはまた別の話か……。

ただ、延々と良い船の映像を見せられるよりはみんな幸せになれる道があるならそっちのがいいはずで。
そういう寛容な世界になったらいいなあと思いました(こなみかん)。

まあ、現実問題、そんな作品は売れなさそうですけど……。

あと、いわゆる逆ハーレムだと、それはそれでまた別の問題はあるんですかね?
子孫的な。
知らんけど。

ノンモノガミーの『一種』

ところで、W先生曰く、ノンモノガミーの一種……とありました。

モノガミーというのがいわゆる『一般的(笑)』な一夫一妻として、それ以外の関係っていろいろ分類されてるの?
などと思ったので調べてみました。

謎のかっこいいサイト。
概要図みたいなのも載っているんですけど、これはもうわけわかんないですね……。

ノンモノガミーマップ - The Map of Non-Monogamy byフランクリン・ヴュー — The Tetrahedron Institute of Human Relations

こっちが定義一覧ですかね。

ポリアモリー辞典 簡易版 - Polyamory 101 — The Tetrahedron Institute of Human Relations

いろいろ書いてますが、いろんな人が定義しているから言葉にブレがあるだけで、基本的な概念は同じっぽいです。
ポリアモリーの定義だけ引用すると、こんな感じ。

ポリアモリー(Polyamory)

独占欲に基づかず、正直かつ誠実であり、責任と倫理的な価値観に基づいた上で、同時に複数の人々を愛そうとする実践のこと。ポリアモリーは、一度にたった一人の人のみを愛する事が大事だとされる社会規範を受け容れるのではなく、何人のパートナー達と関係を結びたいかを意識的に選択していくことを推奨する。ポリアモリーはPolyとAmour の単語の組み合わせが起源となっている。

全体的な説明はアルファベット順でわかりづらかったんで、ざっと整理してみました。

マリッジとリレーションシップ

まず、婚姻関係にあるかないかという時点でマリッジとリレーションシップという言葉で区別されるようです。

マリッジの説明がないんですけど、まあそこの定義はそれぞれの法や社会や文化ごとに異なるってことでしょうか。

法とか社会とか文化とかの裏付けのある関係か否か、って感じですかね。

〜〜マリッジと〜〜ガミー

婚姻関係の表現方法には、このマリッジとガミーの2種類が存在しているようです。

さらに特殊な関係を表現する方法もあるみたいですが、婚姻関係についてはこれだけ把握できていれば大丈夫そう。

他のだと、ヒンジ(基点となる一人が、それぞれの関係が疎遠な人たちと関係を結んでいる)とかいうものもあるみたいです。
関係性としてはわかりますけど、これは今回の話とはちょっと違う気がしますよね。

で。

〜〜マリッジも〜〜ガミーも、どちらも婚姻の種類を表現する方法です。
〜〜マリッジは人数と関係から表現しています。
〜〜ガミーは妻視点あるいは夫視点から、関係を持つ相手が一人か複数人かという分類のようです。

〜〜マリッジの分類

ざっとこんな感じ。

  • オープン・マリッジ
  • クローズド・マリッジ
  • オープン・グループ・マリッジ
  • クローズド・グループ・マリッジ

まずグループとそうでない関係があります。
その上で、それぞれにクローズドとオープンに分かれています。

グループの方は、3人以上の優劣をつけない関係とあります。
これがポリアモリーってことですね。

ポイントとしては、序列のついた複数人の関係はグループじゃない方に含まれるってことでしょうか。
大奥みたいに序列のついている婚姻関係は、ただのマリッジになるんですね。

クローズドとオープンの違いは、事前に決めているメンバー以外との関係を許容するか?ということのようです。
ということは、ここは婚姻とかとは関係なさそうです。
当人たちの倫理観によって変わる部分ですね。

〜〜ガミーの分類

こちらはこんな感じ。

  • モノガミー
  • シリアル・モノガミー
  • ノン・モノガミー
  • ポリガミー
    • ポリアンドリー
    • ポリジニー

モノガミーってのが今の多くの社会で採用されている貞操観念ですね。
同時に一人だけと関係を結ぶものです。
これは時期が被っていなければ成立するため、例えば死別して再婚というケースもモノガミーに分類されます。

シリアル・モノガミーは、現代社会のなかでも一部の人だけが実践しているスタイルですね。
2つの関係の終了と開始が重複する(こともある)というものです。
バレると離婚騒動になりますが、バレなければ離婚後即座に再婚ということになります(※違います)。

で、ノン・モノガミーとポリガミーは、ほとんど同じことを言っているように見えるんですが……。
どうにもこの〜〜ガミーというのが、夫あるいは妻視点から、妻あるいは夫を何人持つか?という視点で定義されているっぽいんですよね。

具体的にはポリガミーというのが、夫ないしは妻を複数持つこととあります。
さらに細かい分類として、ポリアンドリー(多夫)とポリジニー(多妻)が存在しているようです。

なので、多対多、ないしは夫妻や人数にこだわらない婚姻を表す表現としてはノン・モノガミーが使われる……のかな?
ここらへんは想像です。

ただわざわざ否定形が用語として使われている以上は、なにかしら理由があるのでしょうね。

参考書籍

なんか上記サイトで紹介されてました。
これを読めばもっと詳しくわかるかも。

養える人に任せた方が良いと思うんだ。

というわけでポリアモリー婚という話についていろいろと調べてみました。
そんなうだうだいってないで、とっとと認めていけば良いと思うんですけどねえ。

というか同性婚が認められた後にポリアモリー婚が認められるってのがなんていうか面白いですよね。

同性じゃないポリアモリーって認められてるのかな?
って思ったんですけどコロンビアのノイズが強すぎてちょっとわかりませんでした。

そんな感じの記事も出てきたんですけどクッソ読みづらいんで読めてません。
その辺どうなってるんだろう?

フランスで、複数の男女関係を容認するポリアムール(polyamour)の流れ | 日本を出ずにフランス語を独学で学ぼう! - Voyage en français

まあ、いずれにしても。

僕みたいなのをはじめとして、社交性ゼロの、人間のできそこないみたいな連中まで繁殖力として期待してる場合じゃないですよ。
恋愛して繁殖して、という甲斐性を持っている人たちを優遇していかないと。

シェアチャイルドというのもそんなに遠くない話だと思いますし。

……というか地域の人間が少数の子供の面倒を見るのって、事実上はそういうことですしね。

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