国木田花丸考。よしまるの可能性に関して新たな見地を得たので考え直す。

以前にこの手のネタについて考えた記事はこちら。

それで終わりだと思っていたのだが、新たな見解をツイッターで目にした。

なるほど、引っ越しは考えもしなかった……ということで、触発されて、花丸さんとヨハネの話を蒸し返してみる。

今までの疑問に対するカウンター。

毎度ながら想像力の乏しさに悲しくなるが、諦めて話を進める。

アニメでの、花丸さんとヨハネが同じ幼稚園に通っていたという設定。
これについて、今まで僕は以下の点であり得ないと考えていた。

  • 沼津駅近隣住まいのヨハネと、内浦住まいの花丸さんが同じ幼稚園に通うのはおかしい。
  • ルビィが出てこないのはおかしい。

内浦と沼津の距離的問題。

これについて、『幼稚園時点では内浦に住んでいた』というのは確かに納得の行く説明だ。
もちろん、素直に受け入れられない理由も存在する。

  • その点に全く言及されていないのは不自然ではないか
  • 他にヨハネを覚えている生徒が存在しないのは不自然ではないか

ただ、言及云々に関しては正直なところ些事であり、いまさらそんなことにこだわるのはフェアではないだろう。
現実の、それも僕個人の常識に照らし合わせて不自然と言うのなら、そもそもスクールアイドル自体が不自然ということになる。

また、ヨハネを覚えている生徒が存在しないという点についても、自分の経験を思い出してみると、特に親しい関係であっても存在はおろか名前すらろくに覚えていない。
ということは幼稚園時代のヨハネは、つまり……いや、やめておこう。

いずれにしても、アニメ上で描写がされていないこと以外は筋が通っているため、新たな言説として受け入れざるを得ない。

ルビィはどこにいたのか。

次に、ルビィがどこにいたのかという点について。
これについても、いままでさんざんこだわっていた部分ではあるのだが、改めて調べてみると必ず行くものでもなければ金持ちだからどうこうというものでもないようだ。
質問サイトを漁るとこの手の質問は山ほど出てくるが、だいたいの回答は質問に対する反証であふれる。

幼稚園=裕福な家庭? - あなたはどう思う? - とくっち.com

どうやらこれについても僕の常識が間違っていただけで、ルビィが幼稚園時代に外界との接点がない生活をしていたとしても、別段不思議なことではないようだ。
また、ルビィについてはこんなリプも飛んできたのでホイホイと掲載する。

完全にそのとおりだった。ぐう正である。

黒澤家というのがどれほど裕福なのかはわからないものの、少なくとも「人を雇っていたはずはない、幼稚園に通わせているはずである」という根拠はどこにもない……GODの文章を除いて。
保育士にしろ乳母にしろ、没落していない旧名家の地域のつながりは相当なものだろうから、人的資源に困るとも思えない。

人見知りについても、幼稚園に行かなかったため対人経験に乏しい幼少を過ごした、というのは理由としては十分説得力がある。
僕の知る限り男性恐怖症と人見知りは違うもののような気もするのだが、まあやはり些事なのだろう。
別に、対人経験に乏しいという設定は、男性恐怖症と人見知りのどちらとも矛盾しないし。

ヨハネ内浦起源説は筋が通っている。

このように考えていくと、ヨハネがかつては内浦に暮らしていたという説は、かなり妥当性が高い。
僕が今までにアニメ設定に感じていた不自然さ、ヨハネと花丸さんが同じ幼稚園に通っていたこと、ルビィの気配がないことに対して綺麗に説明を付けてくれる。

いままでに僕が考えていたのは、「本来はG’s設定だがヨハネをハブらせないために距離的制限を超越した誰得設定をでっち上げた」という楽屋ネタ的な理由だった。

だがこの説も、「なんでわざわざ不自然な設定を考えたのか?」という自家撞着的な問題がある。
それよりは「アニメ時空では実際そのとおりの設定だから」と考えるほうが遥かに自然だ。

むすび:現実と向き合おう。

というわけで、ツイッターで見かけたヨハネ内浦起源説について考えてみた。
それを軸にして考えてみると、距離的な問題や、ルビィに対する疑問など、今までに僕が感じていた一年生組に対する問題を綺麗に解消してくれる結果となった。

いまひとつ歯切れが悪い言葉選びになっているのだが、これは自分でその可能性に思い至れなかった悔しさによるものだ。
また、ルビィがないがしろにされているように感じて、どうなの、と思ってしまっているというのもある。

正直これまでは「よしまる(笑)ありえん(笑)」と思っていたところがあり、気持ちの整理がついていないというのもあったりする。
また、ルビィのことについても、今までにルビまるを主体に考えていたため、それをいまさらよしまるに鞍替えするなんて……という謎のためらいを感じている。
奴隷制度廃止を前にして自分の生活を案じる奴隷の気持ちになるですよ

だが、これらについては単なる自分のこだわりでしかない。
より妥当な、アニメ設定の世界線が見えてきたのだから、しっかりとそれに向き合っていく必要があるだろう。

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