なんでアイマスとアイカツとラブライブはあんなに別物なのか。

同じアイドルものと世間からはひとくくりにされるものの、
おそらく内容をよく知らないで主張しようものなら即座に
つるし上げに遭うことは目に見えている。
内容をよく知ったうえで主張しているとすれば、おそらく
気を違えたかと心配されるか、相手にされなくなるだろう。

それくらいこれらの作品に触れてみるとそれぞれまったく
違うものであり、違う魅力がある。
僕の中で今一番熱いのはラブライブだが、別に他の作品が
嫌いになったわけではない。
男のひとの好きはたくさんあるってアレだ。
たぶん。

だが、ジャンルと言うか、一つの単語で説明するとすれば、
同じ「アイドルもの」と表現するしかないのも事実だ。
これらの作品の違いとは?
実際にこれらに触れたことがある人なら、こういうだろう。

「全部違う」と。

まるっきり別物なのだ。
逆に、唯一の共通点として、アイドルが挙げられる・・・
と言っても過言ではないほどだ。たぶん過言だけど。

それぞれの媒体の骨格は以下の通りだ。

アイマス:アイドルとしてデビューすることになった女の子の
 プロデューサーとしてがんばる。ゲームがメイン。

アイカツ:アイドルの学校でアイドルとしてがんばる。
 ゲームとアニメが同時展開。

ラブライブ:学校を廃校の危機から救うために、
 スクールアイドルとしてがんばる。楽曲展開がメイン。

書いてみて気付いたが、ラブライブだけ方向が違う。
アイマスとアイカツはアイドルになることが目的だが、
ラブライブはアイドルをやるのは手段である。

それともう一つ、アイマスとアイカツは、アイドルを
自分たちの手で作るというか、いじる楽しみが
取り上げられている。
だが、ラブライブは提供されたものを受け取るだけだ。
(センター投票とかはあるけど、それをしたとして、
自分も関わっている以上の感覚を得ることはないだろう)

なんとか48手のようなアイドルとやっていることは変わらない。

ふと思い出したこととして、アイマスはアーケードの
オンラインが楽しかった記憶がある。
やり直しのできない緊張感と、ゲームセンターと言う
空間で(自意識過剰だが)晒されながらの対戦。
そこが楽しかっただけで、アイドルのプロデュースとか、
審査と言った楽しみは実はあまり自分には合わなかった。
それに気付いたのは、XBOXのアイマスを何周かした後だった。
あんまり楽しくないのである。
さらに、自分が好きなキャラはアーケードでプレイ済み。
一番僕には致命的だったのが、やろうと思えばやり直せること。

というわけで最近、友人に格安で引き取ってもらってしまった。

そんな感じで、そもそもの楽しみ方が異なっている。
そこが同じアイドルものなのに「ぜんぜん違う」となる理由かなと。
思った。

アイマスは自分でいろいろやりたい人向け。
(薄い本が多いのもその辺が理由だろうか)

アイカツは自分がアイドルになりたい幼女向け。

ラブライブは、3次元を愛せないアイドル好き向け。
その理屈でいくと、ラブライバーは3次元の壁さえ超えれば
アイドルヲタに開眼することも可能・・・?

ラブライバーの諸先輩方、どう思う?